工藤由愛バースデーイベント2020@LANDMARK HALL 感想

9月28日に16歳の誕生日を迎えた工藤由愛さんのバースデーイベントが10月15日に開催されました。昨年 Juice=Juice に加入して以来、工藤由愛さん自身初のバースデーイベントです。内容も非常に濃密で工藤さんの魅力がたっぷり詰まった感動的なイベントでした。

 

 

セットリスト1部

  1. ミニモニ。ジャンケンぴょん! / ミニモニ。
  2. 書いては消しての “I Love You” / カントリー・ガールズ
  3. ボーイフレンド / 藤本美貴
  4. 初めてを経験中 / Juice=Juice
  5. Kiss me 愛してる℃-ute
  6. 赤いフリージア / メロン記念日
  7. Help me!! / モーニング娘。

セットリスト2部

  1. アツイ! / BEYOOOOONDS
  2. 書いては消しての “I Love You” / カントリー・ガールズ
  3. ボーイフレンド / 藤本美貴
  4. 21時までのシンデレラBerryz工房
  5. Kiss me 愛してる / ℃-ute
  6. 赤いフリージア / メロン記念日
  7. 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの? / Juice=Juice

概要

私は1公演目に落選してしまったので、感想は基本的に2公演目に関してのものになります。それにしても回代わり含めて全10曲ですか。頑張りましたね。あと1公演目では、小田さくらさんからビデオメッセージがあったようです。小田さんは工藤さんの憧れの先輩ですからこれは嬉しかったでしょう。

 

さて、2公演目ですが「好きです」と書いたボードをだしたり、シンデレラを思わせるモップがけをしたりなど曲中の細かい演出や全来場者に自作の折り紙をプレゼントしたりなど、全編においてお客さんに楽しんでもらおうという心意気が感じられました。

司会が稲場愛香さん

バースデーイベントの司会と言えば、ほぼ上々軍団のどちらかが担当することが定着していますが、何と今回は稲場愛香さんが司会として登場しました。稲場さんは2017年9月に研修生北海道のリーダー的役割として復帰してから工藤さんとの関わりが始まっており、北研定期公演での共演や、2018年2月のハロプロ研修生北海道 feat.稲場愛香として『ハンコウキ!』と『 Ice day Party』のリリースなど、活動を共にして来ました。そして2018年6月、主な活動拠点を北海道から広げ Juice=Juice の一員として活動を始め、その稲場さんの後を追うように工藤さんが Juice=Juice への昇格を決め現在に至る、縁の深い関係です。

 

そんな縁深い稲場さんは工藤さんの魅力を最大限まで引き出してくれました。ジェスチャーゲームで工藤さんのジェスチャーを稲場さんが当てる一幕がありましたが、稲場さんは答えが分かっても一挙手一投足がいちいち可愛い工藤さんの魅力を引き出そうとわざと回答を長引かせたりなど流石の立ち回りでしたね。

 

後日、名古屋で行われるバースデーイベントでも稲場さんが司会を務めてくれるそうなので今から楽しみです。

 

歌唱部分

1曲目に『アツイ!』を持ってきたのは大正解です。「私のご想像出来ない一面かと思いまして」とのコメント通り、最後のシャウトが効いていましたし、持ち前の発声の良さもあり、観客そして自分自身を盛り上げるには十分過ぎるパフォーマンスでしたね。

 

コーナーを挟んでの2曲目以降では『書いては消しての “I Love You”』で「好きです」と書いたタコのパネルを出したたり、『21時までのシンデレラ』で実際にモップを使ってステージをモップがけしたりと自分のキャラを演出しながら可愛らしい曲をより魅力的に見せてくれました。

 

ラスト3曲の『Kiss me 愛してる』と『赤いフリージア』、『ひとそれ』はそれまでのキャラを封じて飾り気なしのガチンコパフォーマンス勝負でした。工藤さんは歌に力がありますから、面白いキャラ封じて純粋なスキル勝負に出ても十分に輝くことが出来る点が最大の魅力だと思います。スキルがあるからこそ面白いキャラが一層引き立つというもので、その逆もしかりです。

 

21時までのシンデレラ』などの可愛らしい曲がより嵌っているという人もいるでしょうし、私みたく純粋にスキルで勝負する姿が最も輝いているという人もいるでしょうが、ここは好みの問題ですね。それだけ表現の幅があるということです。もしかしたら、現在行われているハロコンでバラード曲をソロで歌っていることが活きているのかもしれません。

最後に

2019年の研修生実力診断テストで『ROCKエロティック』をバッチリ歌い上げて昇格を決めた工藤さんだけあって発声が素晴らしいです。また音も的確に出すことが出来ますからライブ感を演出する力もあり、16歳にして歌姫揃いのハロメンの中でも見劣りしない歌の実力を既に持っていると思いますが、課題を上げるとすればリズムが走りがちな点でしょうか。ライブで見聞きして少々気になったくらいですから、後で冷静になって映像を見返したら結構気になってしまうかもしれません。私が気が付くくらいですから工藤さん本人は勿論課題として認識しているはずです。まぁこの辺りは伸びしろということで今後の注目ポイントですね。

 

工藤さんの魅力はそんな上手い下手という尺度だけでは語れない観客の魂に響く歌を届けられる点です。こればっかりは現場で体感しなければ分かりません。最後の曲でもないのに観客から盛大な拍手を引き出せるのはそれだけ工藤さんの歌にパワーがあるからです。これに技術が身に付いて来ればハロプロを代表する歌姫となります。同じく将来の歌姫候補の松永さんと一緒に切磋琢磨して行って欲しいですね。

 

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